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2026.06.25 塾長ブログ

2025年度北里大学看護学部小論文の書き方(合格最低ラインの解答あり)

執筆者紹介:木村友哉

オンライン個別指導塾「医塾」代表。「生徒ファースト」の指導で、担当生徒のために年間で最大約1900年分の過去問を解き、個別指導講師として14年以上、多くの生徒を難関大・医学部へと合格させている。指導科目は生徒から要望があれば持ち前の勉強量を活かし、数学・英語・現代文・小論文・推薦対策など多岐にわたる。医塾では主に数学と小論文を担当。東京大学文3(英語・数学を担当)や、千葉大学医学部(数学を担当)名古屋大学(英語・現代文を担当)、慶應大(英語・数学・小論文を担当)など、難関国公立大学や国私立医学部に多くの生徒を合格させた実績を持つ。その他推薦対策(志望書の添削、面接対策)も行っており、筑波大学(生物資源学類)、慶應(看護、文、総合政策、環境情報)、上智大学(外国語学部英語学科)等、数々の生徒を合格させている。

プロ講師紹介の木村先生のページはこちら


こんにちは、医塾の木村です。
今回は北里大学看護学部の小論文の書き方について解説していきます。
過去問は赤本オンライン(https://akahon.net/university/pastexam/kitasato-u)に掲載されているので是非見てみてください。

【問題パターン】

北里大学は課題文が与えられ文章を読んだ上で自分の考えを書いていく問題です。問いの部分は

著者の主張に対するあなたの考えを、身近な例をあげて八〇〇字以内で記述しなさい。

という形で出題されることが多いですね。(毎年必ず同じとは限らないので、本番で設問の文章が変わった場合は要注意です。必ず確認するようにしてください)

この設問形式の場合、最初に何を書けばよいかわかりますか?

自分の意見を書く問題だからと、最初からいきなり自分の意見を書くのはあまりおススメできません。

「いやいや、あなたの考えを書けって言われてるじゃん!」
そう思った人も多いと思います。
大事なのはその前の「著者の主張に対する」の部分です。

こういう設問を出す大学は、著者の主張がきちんと読み取れていることをアピールしてから自分の意見を展開していくと良いです。
そのため、最初は「本文の要約・要旨」を書くことをおススメしています。


*要約と要旨の違いは判りますか?
「要約」は段落構成を維持しながら短くまとめていきます。そのため、順番を入れ替えるのはNGです。「本文をミニ化する」感じです。
一方で「要旨」は筆者の言いたいことをまとめればよいので、前後の順番等は崩してOKです。


要約・要旨から書くメリットは、自分の意見を書く量を減らせるということです(笑)
結構大きなメリットです。800字書くのは中々大変ですからね。何を書けばよいか迷って白紙の状態が続くよりも、最初に数百字分答案がが埋まるので、精神的にも余裕が生まれます。

【要旨の目安】

要約・要旨の目安は100~200字程度だと思っておくとよいですね。300~400字くらい書いてしまうとさすがに書きすぎかなと思います。あくまでも自分の考えを書くのがメインであることは忘れないようにしましょう。

筆者の意見をまとめたら、段落を変えて「以上(の筆者の主張)を踏まえ、私は~」というように自分の意見を書いていくとよいですね。

色々書いても実際の答案を見てみた方が早いと思いますので、実際の答案(合格最低ライン)を掲載します。

【合格最低ラインの答案公開】

*実際は縦書きで、400字詰め原稿用紙で799字の解答です。

模範解答というよりは、高校生が書ける範囲で、合格最低ラインに乗るような解答としてまとめています。

 インターネット上で拡散されるニュースは、コンピューターのアルゴリズムが内容の正確さとは無関係に選んだものである。そして、センセーショナルなフェイクニュースの方が速く、広く伝わっていく。なぜなら、人間は、危険や恐怖に関する情報に強く反応する性質を持ち、より読まれるニュースをアルゴリズムは優先して表示するからである。そのため、SNS上のフェイクニュースは、民主主義を揺るがし、すでに決定的な影響を与えていると主張する人もいる。

 以上の内容を踏まえ、私は、感染症の蔓延のような非常事態における情報の集め方を国民に周知するべきだと考えた。

 人間は危険や恐怖について関心を持つため、特に災害情報については注目を集めやすい。そして、簡単には確認できない情報でも、内容が過激であればそのニュースが広がってしまうため、インターネット上では、フェイクニュースの方が広まり、正しい情報が伝わらなくなってしまう危険性がある。

特に、コロナウイルスのような未知のウイルスの場合、専門家でさえ正確なことがわからないケースもあり、「感染したら死んでしまう」というような行き過ぎた情報が広まってしまったり、「ワクチンを接種していない人は大会に参加できない」と、差別的な取り扱いを助長する場面も出てきてしまった。

しかし、インターネット上のニュースが必ずしも悪いというわけではない。安否の確認や、避難情報など、緊急性の高い情報を素早く取り入れることで、生命・身体の安全を守ることもできるからだ。

こうした緊急時に情報が得られるメリットを活かしながらも、情報を安易に信じて拡散するのではなく、信頼できる情報源を確認する姿勢が必要である。

 そのため、非常事態の際にも適切に情報を発信、収集できるように、情報の集め方を、国民に周知していくべきであると考えた。


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